渡邊鞄 in Ginza

「渡邊鞄 in 銀座」

2013年9月、銀座の奥野ビルSalon de la にて個展を開きました。お越し下さった方々、どうもありがとうございました。
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この個展のためにのれんも作りました。
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普段使っている道具も展示しました。いちばん左端にある竹は…
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素材を張り合わせる糊用へらの材料です。
ちょうど良い塩梅で革に糊がおけるように、自分で一から削りだして作ります。
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奥の道具立ては、昔の仕事場で使っていた作業台を再生させてつくりました。
とても良くできたので自分で気に入っています。
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革を断つための包丁です。
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きり、念引き、糸切りばさみ、直角定規。
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抜き、面取りかんな、コンパス、尺定規、口金用はめ念。
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素敵な船箪笥を展示台に使わせていただきました。
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こちらは日本製の鹿革を使った鞄です。鹿革は柔らかくて軽いのが特徴です。
まだ在庫があります。購入はこちら→
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赤い帆布と赤い革の、ミニリュック。
まだ在庫があります。購入はこちら→
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手前のリュックの正面の左右には、真田紐を使っていますが、
思いがけず西洋風の配色になり、面白く思っています。
今度、映画で使っていただけることになりました。
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下段の奥にある鞄は、10年近く前につくったものです。
手紐の裏に靴の内装用の革を使ったり、
革の風合いを生かすためにコバ処理があっさりしていたりします。
最近作っている鞄に比べるとラフですが、これはこれで気にっています。
オールレザーの真っ黒のトートバッグは、会社の社長さんにご購入いただきました。
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中央のボディーバッグは人気があり、いくつか買っていただきました。
自分用にも作って使っています。
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写真では色がわかりにくいですが、真ん中の市松模様の鞄は、ターコイズの革と合わせてあります。
これは非常に評判がよく嬉しかったです。
同じデザインで、横長の手提げのオーダーをいただきました。
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渡邊鞄の鞄の多くは、裏地に萌葱色の生地を使っています。
渋くもあり鮮やかでもある萌葱色が、
なぜかネイビーにも薄茶にもベージュにも赤にも合うのです。
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名刺にもパンフレットにも刷ってあるロゴマークは、自分の手書き文字でつくったものです。
筆でいくつもいくつも書いて、それぞれの文字で一番うまく書けたものを張り合わせました。
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一代目の形見です。
雪駄はリザードで、わざわざ誂えたもののようですが、
うろこが痛いので紙ヤスリをかけて履いていました。
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10年前に作った鞄です。自分で10年間使い続けて、だいぶ風合いが変わりました。
今回の個展でこの鞄を展示して、自分の作ってきた鞄に、
短いながらも歴史のようなものが生まれつつあるように感じました。